文化人類学 商品

文化人類学とは、人間の生活様式全体(生活や活動)のありかたを研究する人類学の一分野です。人類学には人類の進化など、生物学的側面から研究する自然人類学と、この文化人類学に大別されています。
なお、この名称はアメリカでよく用いられるもので、イギリスなどのヨーロッパ諸国では社会人類学とすることが多いようです。また、日本では民族学(民俗学はこれに関連した別の学問です)と呼ぶこともあります。
文化人類学では、文化について調べるもので、「後天的に獲得され、遺伝によって継承されないもの」「歴史によって形成され、維持・変化を伴うもの」
「ある集団の中で伝達・共有されるもの」を指します。具体的には、宗教や社会制度、伝統、言語、衣食住、生業、音楽や舞踏といった芸能などが対象となります。

文明の崩壊を考察し、導いた結論は…
上巻より続く第2部の残りで過去から存続している社会へ目を向けることから
下巻ははじまります。

ここでは、ニューギニア高地、大西洋南西部のティコピア島、そして、森林資源が
損なわれた江戸時代初期の日本を取り上げ、危機的状況に陥りながら、存続へ向けた
舵を切ることで、結果として現在も維持されている社会として取り上げています。

社会的な要因とともに、世襲制が比較的安定していた江戸時代に「環境問題への
社会の対応」の面から、建造物資材、緑肥、薪などに使われる森林資源の利用を
持続可能な管理方式へと幕府というトップダウンにより実施されたことなどが
功を奏した、と考察されています。

続く第3部では、「現代の社会」の例に目を向け、ルワンダ(近隣の敵対集団)、
ドミニカとハイチ(環境被害)、中国(環境問題への社会の対応)、オーストラリア
(友好的な取引相手、環境問題への社会の対応)を詳細に観察し、主要因から
引き起こされる悲劇的状況に真っ直ぐ目を見据えながらも将来への明るい兆しを
付け加えることを忘れません。ここまでで環境面が主効果とされる流れができています。

更に第4部の「将来へ向けて」で、著者の持論が展開され、現在を生きる私達は
いかなる未来を創造するかという選択を迫られます。しかしながら、ここへきて、
やや性急に答えを求める余り著者の意見が環境面に偏りすぎる傾向があることは
否めません。

それでも、現代の複雑かつ相互に関係する集団(国家)の各々および総体へ向けて、
崩壊へ至る各段階、(問題の予期の失敗、問題の発生の検知の失敗、解決案の
立案・実施の失敗、実施内容自体が失敗)の内容を上巻からの多数の事例を元に
丁寧に導き、解決するべき問題を12挙げ、解決策が「最も重要な問題を
解決するだけにとどまらないこと」という、私達の安直な姿勢を戒めることを
忘れておらず、問題のどれかひとつでも未解決のままに残されれば、私達
(すべての国家)は甚大な被害を被ることになる、という重要な警告を発した
意義は大きなものだと思います。
過去に学ぶということが、今のわれわれにとって重要であり、これが人類にとって貴重な財産であると思った。
 いろいろと考えさせられる本である。

 本書の上巻では、五つの閉ざされた過去の社会の崩壊の物語が披露される。
 南海の孤島イースター島の繁栄と崩壊。ピトケアン島とヘンダーソン島、マンガレヴァ島三島の交易と消滅。アメリカ南部に築かれたアナサジ遺跡が語る環境と旱魃。マヤ文明の環境破壊による旱魃と戦争。ノルウェー領グリーンランドに持ち込まれた中世ヨーロッパ型社会の崩壊。
 いずれも、人間が入植し自ら環境破壊をし尽くして文明を極めた後、突然の崩壊が見られる事例ばかりである。

 これを踏まえて下巻では、ルワンダの大量虐殺の背景にあるもの、同じ島にある二つの国ドミニカ共和国とハイチの環境の対比、大国中国の抱える環境問題、オーストラリアに進行しつつある危機などなど、現代社会のいたるところに見られる環境破壊を考察している。

 その上で、最後に将来の展望を記している。著者は「慎重な楽観主義者である」として、この本を人類への警鐘の書として送り出したものであると結んでいる。

 そのとおり、過去の崩壊した社会はいずれも、ほかに情報のない世界であった。過去に学ぶということが、今のわれわれにとって重要であり、これが人類にとって貴重な財産であると思った。
地球という井戸の中の蛙
 高校で物理学を最初に教わるときには、「無限のフラットな空間の中に、大きさゼロの質点ががあるとする」というかなり無理な設定からスタートしました。こういう無理な設定は日常感覚とは相容れないのですが、学問というものは「学問としてシンプルに分析できるものを対象とする」か「現実とは多少違ったとしても、議論しやすいように単純な系を仮定する」ことを前提としているのでしょう。そういう環境に長く深くかかわると、マインドセットがそういう仮想空間こそ現実だと感じるように切り替わってしまうのだと思います。
 下巻では、上巻で紹介された失敗例と対比できるような”成功例”がでてきますが、よく考えれば両者にあまり差がないことに気づきます。失敗例は、歴史的に既に失敗して文明が散逸してしまった事例でした。一方、成功例のほうは、ある期間それなりにうまくやっていた事例でしかありません。けっして永遠の成功ではないのです。あくまでもある期間の話です。失敗するまでは成功しているというだけです。
 いずれの例でも数百年単位でみれば再試行が可能だったということでしょうか。前提として、「環境全体に比較すれば、その社会・文明のサイズは十分小さい」という理想系の想定が現実に近かったからでしょう。
 さて、今の人類社会の状況は、この仮定が成り立たない段階にきています。恐竜の歴史を博物館ではなく日常で感じることになっても不思議ではないかもしれません。
胡錦濤もこの本をよめ!
上巻で語られた過去の文明崩壊と同様に、己の欲望のみに突き動かされる愚かな人類は、自分を生かしてくれている環境と生態系を破壊しつくし、資源をむさぼり枯渇させ、いまこの瞬間にも坂を転げ落ちるように滅亡に向かっている! 人類よ、過去に学べ!未来を見ろ! とりあえず、この本を読め!


長くて読めない、という人は、この本はどこから読んでも構わないので(下巻からでも可)、ルワンダあたりから始めてみてください。
存続のための処方箋も
克明な各文明の分析については他の方のレビューに譲り、下巻の巻末で持続可能な社会への具体的な処方箋を記述していることを特記したい。
製品選択や投票行動、政府や議員への資源管理への要請、もっと身近なところでは「環境保全なんてやはり建前」という知人に「いや、もうそうは言ってられない状況だろう」とこたえることでも事態は変わりうる。我々が黙認し続ければ、事態は破滅的になるだろうし、何かを始めることで回避できる可能性は高まるだろう。
PICK UP
  • 自分に合った保育園のことならこちらが便利。保育園ネットで簡単チェック保育園のお知らせです。
  • 今すぐ知りたい大学受験 塾へのリンク。大学受験 塾今すぐ確認!大学受験 塾に関して紹介します。
  • 安心のパソコン教室情報ならココ!安心Webスクールとパソコン教室ねらいどころまずは行ってみよー!パソコン教室はこちら。
  • 今更聞けない経営戦略サイト情報満載。経営戦略については、経営戦略だったらお任せを。
  • 知っておくと役に立つ女子大学のことなら女子大学彼方にぴったりの女子大学のこと掘り下げてみませんか?
  • 今後の為に予備校って何?予備校クリックして予備校の情報が盛りだくさん!
  • 友達から聞いたTOEFLの情報を掲載しています。TOEFLネットで調べるための、、TOEFLの情報を活用しましょう!
  • あなたにおすすめ優良家庭教師のクチコミ情報。家庭教師に特化したサイトは、家庭教師に注目してみる。
  • 充実な通信制高校っていうワード。通信制高校詳しく知りたい人は通信制高校のホームページです。
  • リンク先で詳細を確認。専門学校はお勧めです。専門学校安心の専門学校のホームページです。