文化人類学 商品

文化人類学とは、人間の生活様式全体(生活や活動)のありかたを研究する人類学の一分野です。人類学には人類の進化など、生物学的側面から研究する自然人類学と、この文化人類学に大別されています。
なお、この名称はアメリカでよく用いられるもので、イギリスなどのヨーロッパ諸国では社会人類学とすることが多いようです。また、日本では民族学(民俗学はこれに関連した別の学問です)と呼ぶこともあります。
文化人類学では、文化について調べるもので、「後天的に獲得され、遺伝によって継承されないもの」「歴史によって形成され、維持・変化を伴うもの」
「ある集団の中で伝達・共有されるもの」を指します。具体的には、宗教や社会制度、伝統、言語、衣食住、生業、音楽や舞踏といった芸能などが対象となります。

「日本文化」の根っこをとらえる名著
本書の魅力は他のレヴューで言い尽くされている感じがし、それに共感します。加えれば、文章が読みやすいこと、日本全国を歩いて多くの事象を渉猟した著者でなければ出来ない、実感のある「根拠」の提示の仕方が卓抜なことだろう。衣食住、排泄物に到るまで、極めて生活に密着した事象をとらえ、そういうものこそ、日本人の起源を示唆する根拠として提示してくる、著者の「入射角」は本質、真理に迫っている感じがします。「想像」「空想」の類とは違う「的確」感が凄い。ゆえに数多ある「日本人起源論」のなかでずば抜けたリアリティを感じさせてくれる。柳田、折口もいいが、時代的にははるかに近い世代によって書かれた宮本民俗学は、ずっと自然に面白いです。
日本人の系譜と民俗学
民俗学と考古学・文献史学の融合。
フィールドワークと文献資料の融合。
日本人の起源について包括的にまとめようとしていた宮本常一氏の遺作。
縄文文化〜統一国家以前までの古代日本の文化形成と民族の移動に関して、民俗学的な知見と『古事記』『日本書紀』『魏志「倭人伝」』『唐書』等の文献資料からの知見を織り交ぜて解説。

個人的に興味深かったのは、
1.アイヌ民族が縄文人の後裔であろうとのこと。
2.古代日本の呼称「倭」という国は、実は中国にあった倭という国の民族(倭人)が、朝鮮と日本に入植し、日本では前者を任那(加羅)、後者を倭と呼んだのではないかということ。
3.秦の時代にも日本に移民してくる者が多く、彼らは焼き畑農業をもたらした。秦(シン)⇒秦(ハタ)⇒畑(ハタ)という呼称に関連しているのではないかということ。
食と住によってさぐる日本人の系譜
日本人はどこから来たのか。その源流を可能な限り遡ったらどこまで到達できるだろうか。これを文献によってさぐると3世紀前半の魏志倭人伝「倭人の条」にたどり着く。倭人と呼ばれる人々は時代を下って15、16世紀の『朝鮮王朝実録』にも頻出するがその生活ぶりは魏志倭人伝の倭人とあまり変わらないという。またその活動範囲も、朝鮮半島南辺、対馬・壱岐、斉州島、西北九州、中国江南の沿海地方を含む海域で古代における「倭」の分布とほぼ重なっているという。(村井章介『中世倭人伝』による。)
このような史実を踏まえれば本書の次のような記述も首肯しやすい。「朝鮮海峡の航海権を倭人が握っていたとしても、半島にも倭人の植民地があることによって、大陸の文化は半島倭人の手によって日本にもたらされたであろうし、時には強力な集団が侵攻という形をとらないで日本へ渡航したと見ていい。そういう力が凝集してやがて日本の武力的な統一をおこない、統一国家を形成していったのではなかろうか。」
本書の記述は日本列島の先住民である縄文文化人が狩猟漁労によって何を食糧としていたかに始まり、おそらく稲作の伝来とも関わりのある南方系の倭人の動向を描いた後に(p.47以下)、青銅器や鏡をもたらした渡来人による統一国家へと向かう古代日本列島の様相を予想させるに至る。
残念なことに、本書は多くが未完のままに遺されており「日本文化の形成」という標題には届いていない。構成も「日本列島に住んだ人びと」、「日本文化の海洋的性格」、「日本における畑作の起源と発展」のわずか3部からなるにとどまり、ここで展開されたテーマを敷衍するものとしてであろう、「海洋民と床生活」と題する論文が加えられている。
著者は「日本文化形成史」と題する講演を1979年7月から翌年9月まで都合11回行い、その講義録2冊と本書に相当する遺稿のあわせて3冊が「日本文化の形成」として1981年12月に刊行された。著者はすでに同年1月に故人となっており、その目から見たこれらの作品の完成度は高いとは言い切れないだろう。しかし、それにもかかわらず、著者の生涯にわたる研鑽の上に築かれた本書の視野と発想は新鮮きわまりない。

最初に巻末を読んで、本書の構成を知ってから読むと良い
 当初日本に住んでいた縄文人はどこへ行ったか。また、大陸や島伝いに日本に来た人たちはいつごろどんな経路をたどったか。日本から大陸への移住の様相はどんなだったか。どのような文化がいつごろ伝わってきたか。
 そうした問いに、各地を踏査して得た経験と、多数の文献を通じて著者が到達した全体像を示す。民俗学の方法を示すとともに、過去を探る上での豊富な示唆を含む。
PICK UP
  • 役立つ留学のお得なお話。留学頼れるサイト、留学のサイトがあるんです。
  • みんなが選んでる携帯 アルバイトの情報がいっぱい。携帯 アルバイト信頼の携帯 アルバイトに関する詳細です。
  • 今からでも遅くない留学のクチコミ情報。留学情報満載の留学、今だから選ばなきゃ。
  • 友達から聞いたCFPのサイト情報、知っている方いませんか?CFP身につく便利なCFP情報はこちら。
  • 知っておくと役に立つ看護師 求人の情報が満載。看護師 求人で目が覚める驚きの事実看護師 求人の基礎研究の手助けいたします。
  • まだ知らないの?安心の転職の得々サイト!転職探そう!転職のサイトでチェック!
  • 今人気のデータ復旧はこちら。データ復旧どうしても知りたいデータ復旧の魅力を感じてみよう